韓国留学

韓国の習慣

 韓国の習慣

 近年の韓流ブームで、ずいぶん身近に感じられるようになった韓国ですが、‘似ていて非なり’とはまさにこのこと。ぜひ、渡韓前に相手国の知識を深めて訪問先で失礼のないように行動しましょう。

祭祀(チェサ)

 『祭祀(チェサ)』とは、先祖の霊を供養するための日本で言う法事のような行事です。韓国では仏教徒とキリスト教徒がほぼ半々を占めますが、『チェサ』は宗教行事というよりも、儒教の影響で代々継がれてきた先祖崇拝の儀式に当たります。

 従来『チェサ』は、故人の命日に親戚一同が本家に集まり執り行われます。また、儀式に用いる法事用の料理などの準備は主に長男の嫁を中心として行われ、午前0時を回ってから始められます。

 この為長男の嫁は負担が重く、長男は結婚相手としてあまり人気がありません。また、本来『チェサ』は5代ほど前の先祖までさかのぼり年に数回から数十回行われて来るのが当たり前でしたが、忙しい現代社会では『祭祀(チェサ)』の回数が多すぎると様々な問題が生じる為に、最近では回数を減らして簡略化したり、キリスト教徒の家庭ではあえて 祭祀(チェサ)はしないという家庭も増えてきています。


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