北朝鮮の暮らし―浮浪児と美女軍団 (小学館文庫)
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北朝鮮の暮らし―浮浪児と美女軍団 (小学館文庫) 宮塚 利雄 定価: ¥ 540 |
カスタマーレビュー
物からニッセイのおじさんの国を見てみた
北朝鮮の書物では庶民の苦しい生活が色々書かれている。本書は彼らの生活がその通りである事を、北朝鮮の生活用品、持ち物、こっそり持ち出した物から裏打ちしてくれる。
北朝鮮の庶民生活がどん底なのはイデオロギーの違いに拠らず、万人の認める所であろう。本書が面白いのは、そんな庶民がどの様な衣食住に囲まれているかを詳細に調べている。最も物が無いので、囲まれていない部分も多いのだが。
質の悪い日用品は当然ながら、貴重な公民証(日本で言えば住基カードか、とは言え、これが無いと北朝鮮では生存出来ない)、切符、電話帳(何と持ち出し禁止!)、避妊具まで、まあ良く集めたわという次第。
兎に角、長距離ミサイルは開発出来るのに、日々の生活用品も満足に生産出来ない不思議の国、北朝鮮を知るのには良い本
やはり近くて遠い国
「天国のようなすばらしい国」であるはずの北朝鮮。
しかし報道されるのは食糧難・テポドン・・・などなど
とても平和・愛・自由とはかけ離れたことばかり。
近くて遠い国「北朝鮮」。
その素顔はいかに?!
「モノ」(物資)からその国の状態を知ることができるのでは?というスタンスで
長年に渡って、北朝鮮のいろんなものを収集しそこからわかる北朝鮮の実態を解説している本。
写真が多く とても興味深いです。
数多くの北朝鮮食糧難・経済難の証拠がズラリ。
今まで聞いた信じられないような惨状はきっと事実なのだろうなと思うものが多いです。
また、国際関係だけでなく国内においても都合の悪いところは隠す国なのかなと思うものもありました。
難しい国際関係を知らなくてもすんなり入っていける本です。
北朝鮮に少しでも興味があるなら見ておいて損はないと思います。
「もの」の語る力
この書の最大の特徴は「もの」そのものの語る力である。
著者が様々なルートから収集した北朝鮮の物品の数々。
食糧配給証・班供給カード・稲・トウモロコシと言った農産物から北朝鮮の農業の窮状や悲惨な食糧事情が窺える。
栓抜き・石けん・歯みがき・ノート・筆記具からは北朝鮮の貧弱な工業生産力と軽工業軽視の工業政策から来た民生の貧困が読み取れる。
高級たばこや14金メッキのスプーンセットからは民衆の生活から遊離した特権階級の実態がかいま見える。
昨今は北朝鮮に関する報道も出版物も増え、北朝鮮について実態から大きく乖離した幻想を抱いていている人々は殆どいないであろう。
この書に載せられた物品の数々はそれらによって知った北朝鮮についての情報を裏打ちする証拠となる。
北朝鮮の悲惨な民衆の生活が広く知れ渡ることによってさらなる局面の打開に繋がる事を期待したい。
リアルな情報がほしかった。
この本は最近出版されたものだが、北朝鮮研究者である学者の著者が
北朝鮮へ自ら行ったのは1991年で、それ以降は当局から入国を拒否
されている。本書は著者が収集した北朝鮮グッズから、今の北朝鮮の
人々はこうであるに違いない、と憶測しているものであり、収集した
グッズも殆どが国内ではなく中国で集めたもの。
一般のコレクターならわかるが、研究者としてこれはないんじゃないか
と思う。今の北朝鮮を知ろうと購入したが、語られているのは91年当時
の情報であり、リアルタイムのものではない。
恋人に振られてもなお恋焦がれ、せめて恋人の持ち物だけでも収集して
思いを馳せようとする執念は感ることができた。
コレクション自慢
とどのつまりはコレクターによるコレクション自慢。それが悪いというわけではないけど、北朝鮮体制の矛盾を舌鋒鋭く批判する一面で、コレクションを自慢したいという筆者のスケベ心がチラホラ。その辺がちょっと興ざめする。
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