韓国留学

韓国のタクシー

 韓国の交通

タクシー

 主に、韓国のタクシーには、『イルバン』と呼ばれる『一般タクシー』と、『モボン』と呼ばれる黒塗りの『模範タクシー』の2種類があります。

一般タクシー

一般タクシー 『一般タクシー』は初乗りの基本料金が1,900ウォンからスタートします。時間と距離によって料金が1,000ウォンずつ加算され、午前0時から午前4時までは深夜の割増料金が加わります。

 乗車する場合は、主要ホテルや駅、デパートなどに専用の乗車場があるほか、流しのタクシーを拾って乗るのが一般的です。夜間は車灯がついていなければ、お客を載せていないという目印ですので、車の止めやすいところで待機して手を上げてタクシーを止めて目的地を運転手に伝えます。運転手が目的地と反対方向に向かうタクシーや、営業時間が終わって事務所に戻るタクシーの場合には乗車できないこともあるので注意しましょう。

ハプスン(相乗り)について

 ところで、『一般タクシー』に乗っていると、時々途中で知らない人が自分のタクシーに乗り込んでくるということがあります。これは同じ方面に向かうお客さんがいたときに、相乗りさせることにより、タクシーの料金をそれぞれの乗客から受け取れるシステムがあるからです。雨や雪の日など、タクシーの数が足りないときなどにはとてもありがたいシステムなのですが、トラブルになりやすいのも現状です。

法人タクシーと個人タクシー

 一般タクシーと模範タクシーの中にも、それぞれ会社が経営している法人タクシーと、個人で営業している個人タクシーとがあります。個人タクシーの許可を取るのは近年更に難しくなっており、無事故無違反などの優秀なドライバーだけが個人タクシーの営業を行うことができます。料金に差はないので、乗車の際の参考にするといいでしょう。

トラブルを避ける為に

 また、これはこの国にもある問題なのかもしれませんが、韓国の『一般タクシー』の運転手の中には、わざと遠回りをしたり、マナーが悪い運転手も多く、社会問題化したほどです。後々のトラブルを防ぐためにも乗車後に運転手がメーターを倒したかを必ず確認するようにしましょう。

 なお、領収書(ヨンスジュン)が必要な場合にはその旨を伝えれば目的地に着いた時に発行してもらえます。

模範タクシー

模範タクシー 『模範タクシー』は前記した『一般タクシー』の様々な問題点を解決すべくスタートしました。黒系の高級車を使用しており、料金は『一般タクシー』よりも高めに設定されていますが、厳しい試験をパスした優秀なドライバーが、安全で快適なドライブを約束してくれます。また、『模範タクシー』の運転手は基本的に英語か日本語ができ、サービスもよいので特に夜間にタクシーに乗る際などにはおすすめです。

 初乗り料金は4,000ウォンからスタートし、時間と距離により2,000ウォンが加算され、深夜の割増料金はありません。 また、『一般タクシー』と同様に領収書(ヨンスジュン)が必要な場合にはその旨を伝えれば目的地に着いた時に発行してもらえます。

 『模範タクシー』の場合も、一般タクシーと同様に主要ホテルや駅、デパートなどで待機している場合と、流しの2つがあります。もし、タクシーがどうしてもつかまらない場合には、最寄のホテルのロビーで『模範タクシー』を呼んでもらうことも可能です。


Sponsored Link