韓国留学準備ガイド

　韓国での住まい探し

　韓国の宿泊施設には、ホテルをはじめ、ユースホステル、旅館、ゲストハウス、寮、下宿、コシウォン、ホームステイ、アパート、オフィステル、ビラ、個人住宅などがありますが、観光旅行とは違い、長短期の留学やワーキングホリデーの場合には下宿や寮、オフィステルなどを利用するケースが一般的です。

コシウォン

　『考試院（コシウォン）』は、元々は学生が国家資格試験の受験勉強をするために借りる３畳程の勉強部屋のことです。部屋の中には狭いながらも机やベットなどが備え付けられており、トイレやシャワー、洗濯機なども共同で使用することができます。もちろん受験勉強が目的でない場合にも利用できますが、他の人の邪魔になるので部屋に友達を招くことはほぼ不可能です。このため、ほかの人との交流がほとんどないので、コミュニケーションをとるという面では劣るかもしれませんが、家賃が一ヶ月で２０万ウォンから３０万ウォン程度と格安なので人気があります。

　基本的に食事は付きませんが、最近はサービスの一環で、ご飯とキムチだけは自由に食べることのできるところもあります。下宿と同様、ほとんどの学生街にあるので看板やチラシ、新聞広告などを頼りに部屋を探します。部屋が狭いのが難点ですが、プライバシーが守られるので、昼間はほとんど出かけている人や夜寝るところがあればいいと言う人にはお勧めです。
　また、最近は学生街以外のオフィス街にも一人暮らしのビジネスマンなどが多く利用するコシウォンが増えています。

　なお、ビジネス街の一等地に立つコシウォンの場合は学生街にあるコシウォンよりも多少割高のことが多くなっています。